オンプレミスとは、ソフトウェアやサーバーなどのコンピューターリソースがユーザーの施設内、つまり自社のデータセンターやオフィス内に設置され、管理されている状態を指します。
オンプレミス環境の主な特徴は以下のとおりです:
1. 自社管理
ユーザー側で、ハードウェアやソフトウェアの調達、設定、運用、保守を自ら行います。これにより、柔軟な設定や運用が可能になりますが、管理コストも発生します。
2. 物理的設置
サーバーやストレージなどの機器が、ユーザーの敷地内に設置されます。これにより、機器へのアクセスや設定変更が容易に行えますが、データセンターの運営やメンテナンスも自社で行う必要があります。
3. 自社投資
オンプレミス環境の導入には、初期投資が必要になります。ハードウェア、ソフトウェア、設置工事、運用保守などの費用が発生します。一方で、長期的な運用コストの予測が可能になります。
4. 高いセキュリティ
物理的なセキュリティ対策が可能で、データの管理や情報漏洩のリスクが低減できます。ただし、自社内で十分な対策を講じる必要があります。
