SQLは、Structured Query Language (構造化クエリ言語)の略称です。データベースを管理および操作するためのプログラミング言語です。以下に詳しく説明します。
SQLの役割
SQLは、リレーショナルデータベースを扱うための標準的な言語です。データの追加、削除、更新、検索などのデータ操作や、テーブルの作成、変更、削除などのデータベース管理機能を提供します。これにより、ユーザーはデータベースを効果的に管理することができます。
SQLの特徴
SQLは、英語のようなわかりやすい命令で記述できるため、プログラミング経験がなくても扱いやすいのが特徴です。また、SQLは非手続き型の言語であり、「何を」行うかを指定するだけで、「どのように」行うかの詳細は処理系に任せられます。このため、開発者はデータ操作の具体的な実装に関する知識がなくても、SQLを使ってデータベースを操作できます。
SQLの主な命令
SQLには主に以下のような主要な命令があります。
- SELECT:データの検索
- INSERT:データの追加
- UPDATE:データの更新
- DELETE:データの削除
- CREATE TABLE:テーブルの作成
- ALTER TABLE:テーブルの変更
- DROP TABLE:テーブルの削除
これらの命令を組み合わせることで、さまざまなデータベース操作が可能になります。SQLはリレーショナルデータベース管理システム (RDBMS) の標準的な言語として広く使われています。
