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IPv4とは

IPv4(Internet Protocol version 4)は、インターネットの基幹プロトコルとして長年使われてきた通信プロトコルです。IPv4は、インターネットの急速な普及により、その重要性がますます高まっています。

IPv4の主な特徴は以下のようなものがあります。

IPv4は32ビットのアドレス空間を使用しており、これにより最大で約42億個のユニークなIPアドレスが利用可能となります。しかし、近年のインターネットの急速な普及に伴い、IPv4アドレスの枯渇が深刻な問題となっています。これを受け、次世代のプロトコルであるIPv6の導入が進められています。

IPv4では、宛先IPアドレスを使ってパケットの転送が行われます。パケットには送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、パケットのバージョン、パケットサイズ、プロトコル情報などが含まれています。このようなIPヘッダー情報に基づいて、ルーターがパケットの転送先を決定します。

また、IPv4ではTCP/UDPといったトランスポート層プロトコルと連携して通信が行われます。TCPはデータ配送の信頼性を重視した信頼性の高い通信を、UDPはリアルタイム性を重視した軽量な通信を実現します。

IPv4は、インターネット技術の基盤として長年重要な役割を果たしてきましたが、近年のインターネットの普及に伴う課題も抱えています。これらの課題に対処するため、次世代プロトコルであるIPv6の導入が進められているのが現状です。